きのこ栽培キット 販売価格・送料有り無し・難易度比較【一覧表】

日本で購入できる主な『きのこ栽培キット』を比較表にまとめました。

販売価格や送料の有り無し情報の他、執筆者の栽培経験と主観により、5段階評価の栽培難易度も記載していますので、購入する際の参考になれば幸いです。

椎茸栽培キット

森のきのこ倶楽部『しいたけ農園』

 

 

主なきのこ栽培キットの販売価格・難易度比較表

名称 販売メーカー 販売価格 難易度 販売時期
しいたけ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
通年
きくらげ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
<1,700円
1,480円(※2)
送料無料
5月~9月
なめこ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
☆☆ 10月~3月
ひらたけ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
☆☆ 10月~3月
えりんぎ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
☆☆ 10月~3月
えのきたけ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
☆☆ 10月~3月
ぶなしめじ農園 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,700円
1,480円(※2)
送料無料
☆☆ 10月~3月
しいたけニョキニョキ 森のきのこ俱楽部
(森産業)
1,320円
送料別(※1)
10月~3月
キノコップ
ブラウンマッシュルーム栽培キット
日本農林種菌 920円
送料別(※1)
☆☆☆☆ 10月~2月
キノコップ
ホワイトマッシュルーム栽培キット
日本農林種菌 1,072円
送料別(※1)
☆☆☆☆ 10月~2月
キノコップ
ホワイトとブラウンの2種セット
日本農林種菌 1,794円
送料別(※1)
☆☆☆☆ 10月~2月
きのこの畑:コプリーヌ
(ササクレヒトヨタケ)
日本農林種菌 1,166円
送料別(※1)
☆☆☆ 10月中旬
きのこの畑:なめこ 日本農林種菌 不明 ☆☆ 不明
きのこの畑:ひらたけ 日本農林種菌 不明 ☆☆ 不明
きのこの畑:あらげきくらげ
(2個セット)
日本農林種菌 2,960円
送料別(※1)
9月~4月
ヤコウタケ栽培キット 岩出菌学研究所 2,700円
送料別(※1)
☆☆☆☆ 5月と9月
おうちで育てるキノコ栽培セット
ホワイト&ブラウン
聖新陶芸 2,980円
送料別(※1)
☆☆☆ 10月中旬~
おうちで育てるキノコ栽培セット
ブラウンマッシュルーム
聖新陶芸 1,386円
送料別(※1)
☆☆☆ 10月中旬~
おうちで育てるキノコ栽培セット
ホワイトマッシュルーム
聖新陶芸 1,386円
送料別(※1)
☆☆☆ 10月中旬~
原木しいたけ栽培セット
なるきのこデラックス
カネコ種苗 1,780円
送料無料
☆☆☆☆ 10月~3月
でるまっしゅ なめこ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
☆☆ 10月下旬~4月上旬
でるまっしゅ しいたけ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
10月下旬~4月上旬
でるまっしゅ ぶなしめじ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
☆☆ 10月下旬~4月上旬
でるまっしゅ えのきたけ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
☆☆ 10月下旬~4月上旬
でるまっしゅ えりんぎ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
☆☆ 10月下旬~4月上旬
でるまっしゅ ひらたけ カネコ種苗 1,320円
送料別(※1)
☆☆ 10月下旬~4月上旬

※1 送料別と表記されていても店舗によっては条件を満たすことで無料になる場合があります。購入前によくご確認ください。
※2 森のきのこ倶楽部の『おかわり君』は説明書や栽培用袋が入っていない代わりに200円引き。
※ しいたけ農園・きくらげ農園は、5月下旬~9月下旬まで品質保持のため配送方法がクール便に変更となり、別途送料がかかります。
※ 販売価格はいずれも税込みです。

 

ヤコウタケ栽培キット
コプリーヌ栽培キット
左:ヤコウタケ栽培キット 右:コプリーヌ栽培キット

 

初心者は森のきのこ倶楽部がおすすめ!

森のしいたけ農園

始めてきのこ栽培キットを購入する方にどれが良いか聞かれたら、私は迷わず『森のきのこ倶楽部』さんの商品をおすすめします。

なぜなら、コスパの良さ・購入のしやすさ・老舗種菌メーカーゆえの安心感という3拍子が揃っているからです!

 

コスパの良さ

森のきのこ倶楽部のきのこ農園は全種類1,700円で送料無料!

この辺が分かりやすくて、『購入ボタンを押した後に高額な送料が掛かったらいやだな』みたいな変な心配をしなくて済みます。

(夏期間のみ、クール便の分の送料がかかります)

また、発生量も多くなりやすく安定しているため、他の栽培キットに比べてコスパが良いと言えるでしょう。

2回目以降の購入は、栽培袋や説明書が入っていない代わりに200円安い『おかわり君』でOKです。

 注意

しいたけ農園・きくらげ農園は、5月下旬~9月下旬まで品質保持のため配送方法がクール便に変更となり、別途下記送料がかかります。

  • 本州:330円
  • 北海道・四国地方・九州地方:770円
  • 沖縄:2,200円

※離島・一部地域は追加送料がかかる場合があります。

 

購入のしやすさ

私がそうなのですが、中小企業が独自に運営している通販サイトだったり、申込フォームが古い作りだったりするとどうしても購入をためらってしまいませんか?

ネット通販で購入する際は個人情報を相手に渡さなければならず、ショップ自体に悪意が無くてもサイトの脆弱性を突いて個人情報が抜かれている可能性も否定できません。

だから、出来れば大手のショッピングモールなどから購入したいんです。

その点、森のきのこ倶楽部は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングにそれぞれ出店しているため、安心して購入できます。

 

老舗種菌メーカーゆえの安心感

森のきのこ倶楽部は、実はプロのきのこ生産者さんに種菌を販売しているメーカー『森産業』さんの一般小売用の屋号です。

森産業さんと言えば、きのこ業界では知らない人がいないくらいの超有名企業で、昭和9年からきのこの研究を続けているパイオニア。

あのグルメ漫画『美味しんぼ』にも登場します。

そんな森産業さんが研究の末に作り上げた栽培キットは、プロ用と変わらず確かな品質で失敗しにくいんです。

 

きのこ栽培キットはホームセンターより通販で購入した方が良い理由

きのこ栽培キットが販売されている場所は、主にホームセンターかネット通販です。

私、ホームセンターは大好きですが、きのこ栽培キットに関して言えば通販での購入をお勧めします。

なぜなら、キットの中に入っているきのこの菌は生きているからです。

ホームセンターでは、数十個単位、場合によっては数百個単位というロットで商品を仕入れ、それをばら売りしています。

仕入れたロット分がすぐに全部売れれば良いのですが、中にはずっと売れ残ってしまう商品もあるでしょう。

常温の棚に置かれ続けた栽培キットは、きのこ菌の元気がなくなり発生が悪くなってしまいます。

一方通販の場合は、お店側がロットを持たずにメーカーから直送してもらう販売形態が一般的で、メーカー自身が楽天市場やアマゾンに出店しているケースも多いです。

その分鮮度が良く、無事発生する確率が高くなります。

 

夏に栽培できるきのこは限られる

多種多様なきのこの栽培キットがありますが、実はそのほとんどは秋~春限定で販売されています。

これは、日本で栽培されているきのこのほとんどが、天然では秋冬に発生する種類のためです。

プロの農家さんは温度や湿度が管理できる部屋で栽培しているため通年発生させることが出来ますが、家庭環境ではそうはいきません。

そのため、夏に実践できるきのこ栽培キットは、ほぼ下記2種類に限られています。

  • しいたけ栽培キット
  • きくらげ栽培キット

 

しいたけ栽培キット

椎茸栽培キット

しいたけには夏菌と冬菌があり、夏も発生するきのこです。

ただ、それでもほとんどのメーカーのしいたけ栽培キットは秋~春限定となっていますが、森のきのこ倶楽部のしいたけ農園は通年栽培できます。

 

しいたけ栽培キットについて、更に詳しくはこちら↓

www.kanto-kinoko.com

 

きくらげ栽培キット

木耳栽培キット

ほとんどの『きくらげ栽培キット』のキクラゲは、厳密にいうとアラゲキクラゲという種類。

天然では梅雨時期~晩秋に見られるきのこで、もともと夏季の栽培に向いています。

 

きくらげ栽培キットについて、詳しくはこちら↓

www.kanto-kinoko.com

 

唯一?!食べられないきのこ栽培キット『ヤコウタケ』

『主なきのこ栽培キットの販売価格・難易度比較表』の中で、ただ一つだけ食べられないきのこがあります。

それがヤコウタケ(夜光茸)です。

その名の通り成菌になると緑色に発光し、私たちの目を楽しませてくれるきのこで、岩出菌学研究所さんから観賞用のきのこ栽培キットとして期間限定で販売されています。

ヤコウタケ栽培キット

 

非常に人気があって販売開始からすぐに売り切れてしまう事もあるので、育ててみたい方は岩出菌学研究所さんのSNSなどをフォローしてチェックしておきましょう。

 

ヤコウタケ栽培キットについて、詳しくはこちら↓

www.kanto-kinoko.com

 

きのこ栽培キットの育て方

きのこ栽培キットのセット方法や日々の管理は、きのこごとに異なります。

ですので、初めて育てるきのこは必ず説明書付きのキットを購入しましょう。

ここでは3種類のきのこ栽培キットの育て方を紹介いたします。

  • しいたけ農園
  • きくらげ農園
  • きのこの畑:コプリーヌ

 

しいたけ農園のセット手順

  1. 袋をカットし、菌床を取り出す
  2. さっと水洗いする
  3. (高温期 6~9月頃のみ)30分程度浸水する
  4. 栽培用の袋に入れ、洗濯ばさみなどで止める

 

しいたけ農園の日々の管理

椎茸栽培キット

セットした菌床は、直射日光が当たらない場所で管理します。

1日1回程度、霧吹きなどで菌床の表面を湿らせてあげてください。

栽培適温は、朝~夕方は20~23℃、夕方~朝は18℃以下です。

※高温期(6~9月頃)は、クーラーが効いた部屋など、なるべく涼しい場所に置いてください。

 

きくらげ農園のセット方法

  1. 菌床の空気を抜いて水に強いテープ等でフィルターをふさぐ
  2. カッターで菌床に切り込みを入れる
  3. 切り込みに水を掛ける

 

きくらげ農園の日々の管理

木耳栽培キット

温度が15~33℃に収まる場所に設置し、1日2~3回程度霧吹きやシャワーなどで切り込みにたっぷりと水をあげます。

日々の管理は基本的にはこれだけです。

尚、乾燥しやすい場所では付属の栽培袋などで覆って保湿してください。

家の中ではお風呂場が栽培に向いています。

温度が低いと芽が出にくくなるので、春や秋は温かい場所に設置してください。

また、直射日光が当たる場所は避け、乾燥しすぎないように注意しましょう。

 

きのこの畑:コプリーヌのセット方法

  1. 袋上部をカットし、菌床の上面を露出させる
  2. スプーンで菌床の上部を1cmくらい削って平に整える
  3. 湿らせた赤玉土を掛ける
  4. ビニール袋を掛ける

 

きのこの畑:コプリーヌの管理方法

コプリーヌ栽培キット

セッティング後は、直射日光の当たらない室内で管理していきます。

赤玉土が乾燥したら表面を湿らせる程度に霧吹きを使用して散水してください。

コプリーヌの栽培適温は18~24℃です。

 

きのこの畑:コプリーヌについて、詳しくはこちら↓

www.kanto-kinoko.com

 

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