えのきたけの冷凍保存方法

市販のきのこの中で一番安価なものは何かというと、間違いなく『えのきたけ』でしょう。

エノキタケ

 

そもそも1パックに入っている量が200g~300gと他のきのこより多いのに、パック当たりの単価が安め。

特売などでビックリするくらい安く売られているのもよく見かけます。

お得だからと言ってついつい数パックまとめ買いをして、使いきれずに困ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

という事で今回は、そんな時に役立つえのきたけの冷凍保存方法と、その注意点を紹介いたします。

実は冷凍することでえのきたけの旨味や栄養素が溶け出しやすくなり、更にダイエットにも良いと言われているんです!

 

 

えのきたけは冷凍保存可能です

冷凍エノキタケ

えのきたけは冷凍保存することが出来ます。

たくさん買いすぎた時はカットして冷凍しておき、味噌汁や炒め物などに使っていきましょう。

冷凍したえのきたけは1カ月程度可能です。

また、えのきたけは冷凍することで細胞壁が壊れ、旨味や栄養素が溶け出しやすくなると言われています。

長持ちさせるだけでなく、出汁を取ったり、ダイエット食材として考えるなら、冷凍した方がより効果的です。

 

えのきたけの冷凍保存手順

  1. 袋から取り出し石づきを切り落とす
  2. 食べやすい大きさにカットする
  3. ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫に

※袋に空気を含ませておき、完全に凍る前に時々シャカシャカ振っておくとバラバラに凍るので、必要分だけ取り出せて便利です。

石づきをどこから切ればよいか悩んでしまう方は、こちらの記事をご覧ください。

www.kanto-kinoko.com

 

えのきたけを冷凍する際の注意点

冷凍えのきたけを作る際は、次の2つの点に注意してください。

  1. 解凍せずに凍ったまま調理する
  2. 調理にあう形にカットしてから凍らせる

 

1.解凍せずに凍ったまま調理する

冷凍すると、えのきたけの中に含まれている水分が氷の結晶となり繊維を壊します。

そのため、流水解凍や自然解凍するとドリップが出て、水っぽい『ぐずぐずきのこ』になってしまうんです。

冷凍えのきたけは、凍ったまま調理に使ってください。

 

2.調理にあう形にカットしてから凍らせる

冷凍えのきたけは解凍せずに調理に使うことを想定し、あらかじめ使いやすい大きさにカットしてから凍らせてください。

おすすめは『えのきたけの1/3カット』

えのき1/3カット

 

石突を切り落とした後、残った部分を3等分にします。

このサイズなら炒め物にもスープにも使いやすいです。

 

冷凍えのきたけでダイエット?!

『えのきだけがダイエットに良い!』 というのは、メディアでも何度も取り上げられていますし、何となく聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

えのきだけがダイエットに良いと言われている根拠は、次の2つの成分を持っているためです。

キノコキトサン ・脂肪を包み込んで外に排出
・脂肪の吸収を抑制
エノキタケリノール酸 ・内臓脂肪を低下させる

また、もちほん他のきのこと同様食物繊維も豊富ですから、腸を整え便通を改善する効果も期待できます。

 

冷凍することでえのきだけのダイエット効果がアップ

えのきたけのダイエット成分は、実は普通に調理して食べるだけでは効果的に摂取することはできないと言われています。

なぜなら、多くの成分はえのきたけの固い細胞壁の中に閉じ込められていて、調理するだけではほとんどが壊せずに、繊維と一緒に外に出てしまうからなんです。

炒めたり煮込んだり、普通に調理しても一部の成分を摂る事が出来ますが、ある方法を使う事で、もっと簡単に、効率的にダイエット成分を摂りやすくする事が可能です。
 

 ポイント

その方法とは・・・えのきだけを冷凍する。これだけ!

 

繊維の中にダイエット成分がしまわれているなら、繊維を壊してしまえばいいんです!

えのきたけは、実は約90%が水分で構成されています。

そのため、えのきたけを凍らせることで水分が膨張して細胞壁が壊れ、旨味や栄養素が溶け出しやすくなるんです。

ダイエットは継続することも大事ですから、えのきたけダイエットをするなら冷凍でストックしておき、毎日の食事に上手に取り入れていきましょう。

 

冷凍えのきたけ活用レシピ

きのこ料理研究家 まんぼママ先生の冷凍えのきたけ活用レシピを紹介いたします。

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まとめ

  1. えのきたけは冷凍保存が可能
  2. 冷凍する際は、えのきたけを調理にあう形にカットしてから
  3. 解凍せずに凍ったまま調理する
  4. 凍らせることで細胞壁が壊れ、ダイエット成分や旨味が溶け出しやすくなる