おうちで楽しくきのこのお勉強♪きのこ形クッキーを作っちゃおう☆きのこ観察に出かけない☆

こんにちは。きのこのかわいさ知らしめたい!ちょこすき~☆です。

 

きのこ観察に出かけたくても、なかなか外出できないときってありますよね。そんなあなたにおうちで楽しみながらお勉強ができるきのこ形クッキー作りをおすすめします。

 

今日はきのこ観察に出かけません!Let’sひきこもり!

 

きのこ形クッキーってどんなもの?

きのこの形に形成して焼き上げたクッキーです。

ちなみに、今回作るのはリアル路線のやつです!

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きのこ形クッキー

形成するのはちょっと大変ですが、達成感満足感とともに疲労感が得られます。作って損なし!ふだんよく観察していても、あれ?この部分はどうなっていたんだっけ?と、結構悩みますし難しいです。そこで妥協しないで、是非調べながら細かく作ってみてほしいと思います。

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毒きのこもクッキーにしちゃえ

好きなきのこや憧れのきのこを作ってみれば、よりきのこ愛も深まります。毒きのこだって、クッキーにしてしまえばいくらでも食べられます!やったぜ!

 

どうです?作りたくなってきませんか? 

作りたくなった人も、作りたくならない人も、とりあえず私の力作を見てください!!

 

きのこ形クッキー作りに必要なもの

 きのこ型クッキーを作る前に次のものを用意しましょう。また、どんなきのこを作るか決めておきましょう。

<クッキー生地の材料>

バター 70g

砂糖 70g

卵 Lサイズ1/2個

バニラエッセンス 数滴 →香りづけなのでなくても大丈夫

薄力粉 170g

ベーキングパウダー 小さじ1/2

着色料 食紅・ココアパウダー・コーヒー・抹茶など

<必要な道具>

ボウル

耐熱容器

 へら(しゃもじでも可)

ふるい

はかり

計量スプーン(小さじ)

クッキングシート

オーブン

<きのこ形にするための参考資料>

作りたいきのこの載っている図鑑

作りたいきのこの写真

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食紅での着色が最も簡単

 ☆着色料について☆

作りたいきのこに必要な色を用意します。食紅が一番簡単ですが、ココアや抹茶など食品で色付けできれば味のバリエーションも生まれるのでおすすめです!作りたいきのこが白一色であれば、着色料は不要です。

 

☆きのこ型にするための参考資料について☆

図鑑がおすすめです。記憶を頼りに作ってもいいのですが、案外細かい部分は覚えていないものです。写真でも文字でも特徴の記載された図鑑なら読みながら特徴も覚えられるのでバッチリです。作りたいきのこのページに付箋を貼っておくのを忘れずに!

自分で撮ったきのこ写真やネットで検索したきのこ写真を参考にする場合はプリントアウトしておくのをおすすめします。形成中は手が生地でベトベトになりますので、いちいち操作のたびに手を洗うのは面倒です。

 

きのこ形クッキーの作り方

 クッキー生地の作り方を簡単に載せておきます。型抜きクッキー用のレシピなら、お好きなレシピで作ってもらって構いません。

<クッキー生地の作り方>

[1]バターを耐熱容器に入れ電子レンジ500w30秒で柔らかくしておく

[2]バターをボウルに移し、白っぽくなるまで練る

[3]ふるいにかけた砂糖を2~3回に分けながらバターに混ぜる

[4]卵を溶く→半量だけ使う

[5]半量の卵を少量ずつバターに混ぜていく→一度に入れると分離するので注意

[6]バニラエッセンスを2~3滴入れる

[7]薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけ、合わせておく

[8]ふるった粉をバターの入ったボウルに入れ、さっくり切るように混ぜる

[9]生地がまとまったら、分割してそれぞれ着色料を混ぜる

[10]生地を色ごとにラップで包み冷蔵庫で20分以上休ませる

[11]生地を形成して170℃に予熱したオーブンで15分焼く

 ☆生地の着色について☆

あまりたくさん用意しすぎても大変なので、2色か3色がいいと思います。1色は着色しない白い生地にするので、着色料が2つあればかなりの種類ができます。焼きあがると少し色が薄くなるので、濃い目に色付けしてください。

 

生地ができたらさっそく形成です!

オーブンの天板にクッキングシートを敷き、きのこの形に整えた生地を載せていきます。もちろんリアルなきのこのクッキー型など売っていませんから、薄く伸ばした生地をナイフで切り取ったり、少量の生地を手で押しつぶしながら形成していきます。生地の厚みは5mmくらいがよいと思います。

 おいしく作るポイント

生地は極力同じ厚さにする →焼きムラをなくす

生地をこね過ぎない →こね過ぎるとサクサクにならない

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一番楽しい形成作業

生地を重ねる部分は、上に乗せる生地を薄くするか重ねた後ちょっと押しつぶし、厚みを他と均一にします。ヒダの模様や傘の条線などはつまようじやフォークを使い、生地を天板に乗せた後に書いていきます。ご紹介のレシピでは天板2枚分になりますので、1回目を焼き上げ中に2回目の形成をするとよいと思います。

 

なお、ビニール手袋をして形成すれば手がベトベト問題は解決されますが、細かいディテールは作れなくなります。逆に、素手で形成して、図鑑などをめくるときにビニール手袋をする方が効率的です。手袋の内側がベトベトで気持ち悪いですが(笑)

 

さて、形成が終わったらオーブンで焼き上げます!レシピでは15分としていますが、お使いのオーブンの特性や生地の厚みにより焼き上がり時間が異なります。10分を過ぎたあたりから様子を見ながらほどよいところで停止してくださいね。

ほんの1分目を離したら焦げてた……ということになりますよ。次の焼き上げ用の生地形成に夢中になっていたら、私はやらかしました……。

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焦げちゃった

 

いろいろなきのこ形クッキー

 私が作ったきのこ形クッキーを、私が撮影した自慢のきのこ写真とともにご紹介!リアルに仕上げるポイントも教えちゃいますよ♪

ドクツルタケ

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ドクツルタケ

殺しの天使ドクツルタケです。私は白いきのこといったら、最初にドクツルタケを思い浮かべます。 特徴は激しくささくれた柄で、指でつまみ上げて作りました。ツボはちぎったような質感になるので、少し薄めにしました。

シロイボカサタケ

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イボカサタケ

 イボカサタケには色々な色がありますが、白い生地で作れるシロイボカサタケを選びました。特徴は細い柄と傘の真ん中にポチョンとついているイボです。細く作りすぎてイボは焦げてしまいました。うーん、加減が難しい。傘は絹肌の質感が出るよう爪楊枝でひっかき傷を付けています。

テングタケorイボテングタケ

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テングタケorイボテングタケ(写真はイボテングタケ)

 傘のイボイボが特徴的なテングタケ。イボはまん丸ではなく横長だったりサイズが不ぞろいなところがポイントです。傘が開く前の状態を表現したので、ツバは付けませんでした。柄の基部にはツボの名残のツブツブが環状についています。テングタケとイボテングタケはとてもよく似ていますが、イボの色や発生する環境などが異なります。でもクッキーにしたらどちらも一緒です(笑)

チャアミガサタケ

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チャアミガサタケ

 アミガサタケの一種、チャアミガサタケです。アミアミは細く伸ばした生地を上から乗せて作りました。柄の基部がもにょもにょっと膨らんでいるのがこだわった部分です。

タマゴタケ

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タマゴタケ

 タマゴタケは好きすぎて成長段階を色々作ってみました。右側の多重円に見えるものは、卵の状態の幼菌を縦に切ったところです。タマゴタケのツボは分厚い袋状なので、ドクツルタケよりしっかり作ります。柄の黄色は焼く前に生卵(生地を作ったときに余ったもの)を塗って色を出しました。本当はきれいな黄色のはずが焦げて茶色になったんですが(汗)

ベニテングタケ

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ベニテングタケ

 私が一番好きなベニテングタケです。テングタケなどと同じく柄の基部にツボの名残が環状に残ります。イボが割と均一に付き、尖がっていて細かいのが特徴です。このイボを付ける作業がものすごーーーく大変でした!指ではここまで細かく切れないので、細く伸ばした生地をフォークでこそげ切りながらくっつけるという気の遠くなる作業!!あ、忘れてはいけないのは、イボを付ける前に傘の端に短い条線をつけておくことです。ここ重要。

ドクベニタケ

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ドクベニタケ

 ドクベニタケは簡単に作れるのでおすすめです。傘が開く前のドクベニタケを作るなら、赤と白の生地を軽く丸めてつぶしてくっつけるだけでいいので、簡単ラクチン♪見た目もかわいらしいですね。なお、ベニタケのなかまは、たくさんの種類があり見た目だけでは判別できないものがあります。写真のきのこもドクベニタケではないかもしれません。ま、クッキーにしたらどれも同じです。(二回目)

アカネアミアシイグチ

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アカネアミアシイグチ

 アカネアミアシイグチは幻のイグチと呼ばれるとても希少な亜高山帯のきのこです。柄の赤いアミアミは細長くした生地を上から張り付けて表現しました。本当は傘裏の管孔も赤いので後から赤い生地を薄く張り付けるつもりでしたが、アミアミ付けて満足してしまい忘れました……。(ダメじゃん)

バライロウラベニイロガワリ

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バライロウラベニイロガワリ

 バライロウラベニイロガワリは全体がバラ色の美しいきのこです。幼菌時は傘が白く、成長すると全身が赤くなります。このきのこもクッキーにするには簡単にできるのでおすすめです。ポイントは傘も柄もどっしりぷっくり肉厚に作ることです。

ウスタケ

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ウスタケ

 ウスタケは外側のしわをはっきりとつけるのがポイントです。出てきたばかりの幼菌は赤く細い筒なので、その状態も作りました。縦長に伸ばした赤い生地のはじっこに小さく丸めた白い生地をくっつけるだけなので簡単です。

カンゾウタケ

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カンゾウタケ

カンゾウタケは臓器のような赤さが特徴のきのこ。正直クッキーでは何かわかんないですね(汗) 実は、赤い生地が残ってしまったから作ったんです。成長すると裏側が白くなるので、こっそり裏に白い生地も張り付けて焼いています。

ワカクサタケ

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ワカクサタケ

 残念ながら私はワカクサタケを見たことがないんです……。写真がありません。なので、どんなきのこか知らないよって方はWikipediaさんで画像見てください、ごめんなさい!

ワカクサタケWikipedia

ワカクサタケは色あせるとオレンジ~褐色に変色していくので、それを白い生地で表現しました。また、柄には横に線が入ることがあるのでそれも表現しました。

 

おわりに・楽しみながら勉強できる

勉強はインプットとアウトプットを繰り返すことで身についていきます。例えば、学んだことを人に教えるとあらためて理解が深まったりしますよね。きのこ 図鑑を眺めるだけでもきのこの勉強ができますが、こうしてクッキーを作ったり、絵を描いたりすることがアウトプットとなり、より知識が身につくはずです。

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きれいに焼けた時の喜びはひとしお

お子さんがいらっしゃるご家庭は、親子で一緒に作るのも楽しいと思います。おとなもこどもも楽しみながらきのこのお勉強ができ、おやつも作れて一石二鳥

 

もしお子さんがリアルなきのこを作るのが難しい年齢でしたら、デフォルメしたきのこクッキーでもいいと思います。

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デフォルメきのこクッキーもおすすめ

半月型に型抜きしたものに、ちいさく丸めた生地を乗せて軽くつぶせば水玉模様の傘ができます。柄は四角っぽく形成した生地をくっつければ大丈夫。色の数を増やせばカラフルで楽しいきのこ形クッキーができますよ!

 

きのこのかわいさ知らしめたい!きのこってかわいい。きのこってふしぎ。きのこっておもしろい。 みなさんもきのこ形クッキーを作ってみてくださいね!