こんにちは。きのこのかわいさ知らしめたい！ちょこすき～☆です。
梅雨が明け、毎日猛暑でやる気が出ない…。だけどせっかくの夏休みにはアクティブにお出かけしたい。そんなあなたにきのこ観察をおすすめします。
今日は夏の代表的なきのこ、シロオニタケに会いに行きましょう。
シロオニタケってどんなきのこ？
シロオニタケは以下の特徴を持っています。
- 全身真っ白
- 傘にも柄にも全体的にトゲトゲのイボがついている
- 傘のサイズが10～20ｃｍくらいの大型のきのこ
- 根元が膨らんでいる
- ツバがあるが脱落しやすい
- イボも脱落しやすい
かなり大きくなる上に、真っ白でとても目立つので、遠くからでもすぐにわかると思います。ちょっと上の写真だと基部が落葉で隠れていてふくらみが確認しづらいですね。
こちらは下からアオリで撮ったところです。傘が開ききる前なので、ツバが傘に付いたままになっています。ツバの下側にもトゲトゲがついているのがわかりますね。
ここから傘が開くにつれて端っこがペリペリ～っとはがれて垂れ下がるツバになります。未成熟なうちはこうして胞子をツバが守っているのです。
ちなみにこちらの写真撮っている時は地べたに這いつくばって撮っています。きのこ的にはスカートの中を覗かれて「キャーッ！チカン！」って感じだと思います！街中でこんな撮影姿勢だったら職質受けるはずですね…。
いやまあ基本的にきのこ撮るときは常に這いつくばって、あられもない姿な私ですけど（笑）
シロオニタケの名前の由来
きのこの名前にオニがつくものって結構あるんですが、だいたいトゲトゲのイボや鱗片がついているものが多いです。もしくは大きいきのこ。トゲトゲを鬼の角に見立てたようですね。
白くて鬼のような角があるからシロオニタケ。きのこやってると、オニがついている名前を聞くとトゲトゲのイメージが湧いてきます。
シロオニタケはいつ・どこで見られるの？
夏～秋にシイ・カシ・コナラ・クヌギなどがある雑木林で見られます。私が地元で見るのはとても暑い時期が多いです。あんまり暑すぎると他のきのこは元気なくなったりするんですが、シロオニさんは元気な気がします。
登山道の脇で点在して見つかるので、夏に低山ハイキングに出かければ会えると思いますよ。
ただし、真っ白で巨大なきのこなので見つけるとギョッとするからか、蹴散らされていることもあります。あまりにハイカーが多い山だと無残な姿になっていることも多いです…。
みんなー！
きのこは襲ってこないよ！そっとしておいてね！
シロオニタケファミリー
シロオニタケには似ているなかまがいます。
- コシロオニタケ
- タマシロオニタケ
- ササクレシロオニタケ
など。
コシロオニタケはシロオニタケのミニチュア版で、傘の大きさが5ｃｍ前後で明らかに小さいです。
タマシロオニタケは基部が真ん丸の球状になっていて、鉄アレイみたいな形になります。
ササクレシロオニタケは柄がささくれ立っています。
おすすめはキュートな幼菌
シロオニタケのなかまは、何と言っても幼菌（きのこの赤ちゃん）がかわいいです！
ね！雪だるまみたいでかわいくないですか！？
これがにょーんと伸びてシロオニタケになるんですよ！見た目全然違いますよね。きのこっておもしろいな。
成長しないとはっきり言えないんですが、この写真のきのこはタマシロオニタケかもしれません。なんとなく基部が球状な感じがします。しかし、だいたいどのファミリーも幼菌のときは雪だるま状態なんで、安心してください！（何が？）
おわりに・暑い中でも癒される
シロオニタケのシーズンは暑くて山歩きも大変です。滝のような汗にいくら水を飲んでも追いつかない真夏。山へ入るのをやめようか？と思うこともあります。でも立派なシロオニタケに会えれば苦労も報われるってもんです。
とにかく山へ出かけよう！
気軽にきのこを探しに行きましょう。
きのこのかわいさ知らしめたい！きのこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。みなさんもトゲトゲのシロオニタケに会えるといいですね。
